2014/05/06

පැණිරස 甘味

先月4月14日の満月(ポーヤデー)でスリランカは新年を迎えました。
今更ながら改めて、
あけましておめでとうございます。

スリランカのシンハラ正月は、時間ごとに行う儀式があります。
日本が御節や御雑煮を食べて正月を過ごすように甘いお菓子などをたくさん作ります。
そして、甘い甘ーいお菓子で親戚や友人を家に招きます。
(次回以降、シンハラ正月について紹介します。)

ホームステイ先の家では、昨年おじいちゃんが亡くなったため控えめな正月を過ごしましたが、人を迎えるためにほんの気持ちだけ年末に準備。
わたしもお手伝い。

これは甘くないけど、スリランカの伝統菓子『කොකිස් コキス』


揚げたてはサクサク美味しいー!保存方法はツッコミどころ満載なので、後々湿気てしまって油っぽくなってしまうのが悲しいところでもあり。
コキス作りは型がひとつ分しかなく、地道に作り続けるのももどかしいところでもあり。
手が込んで愛情がたっぷりということでもあり。


とにかく時間がかかるわけです。
夕方に作り始めて、気づいたら夜10時過ぎていました。

アンマーと作るの交替しつつポリポリつまみ食いしていたら、お腹もいっぱい。
アイヤー(兄)とナンギ(妹)はつまみ食いしつつ、わたしのカメラでこんなすてきな兄妹愛ショットを撮って遊んでいた!自由すぎる…でもちゃっかり、わたしもお気に入りの1枚。


ちなみにこのコキス…シンハラ語で『කෝ コ―(where)・කිස් キス(kiss)』という意味にもなります。
すなわち『キスして♥』となるわけで、意味がわからなかった初めの一時期に同僚に何度も『කොකිස් コキス』と言わされもてあそばれていたのは、このわたし。
みんなに愛されてる証拠だとポジティブに受け止めてます。


さらにもうひとつ、わたしのお手伝い。

オリジナルレシピ『バナナケーキ』

スリランカには20種類ちかくバナナの種類があるらしく、これはその中でも村ではたくさん実っているとっても甘くて美味しい『සීනි කෙසෙල් シーニケセル(suger banana)』をたっぷり使用。


スリランカのケーキは保存も効くバターケーキが多いんですが、こりゃいつも食ったら病気にもなるわ!とツッコミたくなるほど甘い…だから、村にあふれている美味しいフルーツを使用して、簡単に美味しいケーキができないかと思い立って挑んでみました。

メジャーカップや量りなんてものはないので、全て家にあるスプーンとティーカップで分量をイメージして決めたので、ある意味オリジナル(笑)

オーブンのようなトースターのようなこれで焼いてみました。日本で見たことないけど、日本製。


なんとか出来たー。


そして速攻、恒例になっているアンマーのつまみ食い…飾りのバナナがひとつ姿を消しました。
ほんと可愛いんだから、アンマーってばもう。


◎レシピ◎ 
・小麦粉 3カップ
・ベーキングパウダー 1杯
・砂糖(ブラウンシュガー使用) 1カップ
・バナナ(日本にあるミニバナナサイズ) 6本+飾り用2本
・卵 3個
・植物油 1/2カップ
・(母よりケーキ作り好きな私宛にチョコチップが送られてきていたので今回特別投入)

※1カップ=ティーカップ1杯分、1杯=普通サイズのスプーン1杯分

ケーキにいれるバナナはフォークの背でつぶして、飾り用は0.5cm程度にカットする。
バナナと卵と砂糖をボールに入れて混ぜて、その後に植物油を入れて混ぜる。
よく混ざったら小麦粉とベーキングパウダーを入れて、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
生地を型に入れ、カットしたバナナを並べて飾る。
本格的オーブンであれば170℃、今回使用したあれでは熱が逃げやすいので200℃設定で、30分焼く。


焼き立てはしっとり、翌日にはバナナの甘味が増してさらに美味しくなるので、味比べするのがおすすめです。

スリランカのケーキに比べて甘さが控えめだから評価はどうか心配でしたが…ありがたくも好評価。そして人を迎える前に家族で半分以上食べてしまいました。

そんなこんなで、最近は日本にいる時以上に家事手伝いを楽しんでます^^

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